さつまいも ほしあかね

登録日:2024年3月11日

ほしあかね

ほしあかね

近年、焼きいもや干しいもブームなどもあり、注目度がますます高まっているさつまいも。新しい品種も増えていて、個人的にはいろいろと食べ比べをするのがひそかな楽しみです。そんな中「ほしあかね」というさつまいもを見つけたので購入してみました。

ほしあかね

ほしあかねは2022年に品種登録された新品種で、干しいもに適した品種として農研機構が育成したものです。表面が白っぽくなる「シロタ」という現象が起きにくいのが特徴で、橙色を帯びたきれいな干し芋ができるとのこと。食味は「べにはるか」並みによく、それでいて収量がべにはるかよりも1割以上多いそうです。

ほしあかね

交配親は「関東136号」×「ほしキラリ」で、黄色い果肉は加熱すると淡橙~橙色になり、形は太さのある楕円形。いもの形状がよくて裂開しにくいため、干し芋に加工しやすいというのもメリットとなっています。ちなみにほしあかねという名前は、蒸切干(干しいも)の「ほし」と、干し芋の色があかねのようなオレンジ色を帯びることから命名されたということです。

ほしあかね

今回入手したほしあかねは約320gと約250gの2本。ふっくらとしたきれいな楕円形で、果皮はきれいな赤紫色をしています。半分にカットしてみると果肉はオレンジがかった濃い黄色でした。まずは輪切りにして普通に蒸かしてみることに。果肉の色がより濃くなり、口当たりはしっとりとしていて甘味もほどよく、普通にこれだけでもおやつとしていけます。

ほしあかね

でも干し芋用の品種なので、もう1本は干し芋に挑戦。手順としてはいもを蒸して、皮をむいて切り分け、それを数日かけて天日干しという工程になりますが、1本だけなので天日干しの部分を扇風機だけで乾燥してみることに……。弱風で12時間ほど乾燥させてみました。

作り方がいい加減だったのできれいなオレンジ色ではありませんが、見た目は干し芋っぽくなっています。味のほうもねっとりとした食感で思いのほか甘味が詰まっていて、後を引くおいしさでした。

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