さつまいも 隼人芋(ハヤトイモ/にんじんいも)

登録日:2019年11月11日

隼人芋(ハヤトイモ/にんじんいも)

隼人芋(ハヤトイモ/にんじんいも)

さつまいもがおいしい季節ですね。これは鹿児島県で栽培された「隼人芋(ハヤトイモ)」というさつまいもです。来歴はよくわかりませんが、大正時代から作られているそうで、果皮が黄褐色で、果肉がオレンジ色をしているのが特徴。現在は生産量が減っていて焼酎の原料にもなっているので、青果としてはあまり出回っていないみたいです。

隼人芋(ハヤトイモ/にんじんいも)

ちなみに隼人芋は果肉がオレンジ色なので、地元では「にんじん芋」や「かぼちゃいも」などとも呼ばれているのだとか。このオレンジ色はカロテンの色素で、特有のカロテン風味がするともいわれます。

隼人芋(ハヤトイモ/にんじんいも)

今回購入した隼人芋は、蒸し芋と大学芋にして味わいました。カットすると果肉はサーモンピンクのような淡いオレンジ色でとてもきれいです。でもカットしたまま放置しておくと、断面が黒ずむので、すぐに水を張ったボウルに入れてアクを取ります。

隼人芋(ハヤトイモ/にんじんいも)

できあがった蒸し芋と大学芋は、食感がねっとりとした感じでなめらかな口当たり。ほどよい甘味で、蒸し芋はそのままでも十分におやつになります。大学芋は蜜がからんでいるので甘味が強く、表面のカリッとした歯ごたえとクリーミーな果肉が絶妙です。どちらもカロテン風味はほとんど感じられず、おいしいおいもタイムを過ごせました。

過去のブログを見る