さつまいも あまはづき
登録日:2024年9月15日
あまはづき
これは2024年に品種登録された「あまはづき」というさつまいもです。名前に「あま(甘)」「はづき(葉月)」とあるように、8月の収穫直後から甘いというのが大きな特徴となっています。
近年はねっとり系の甘いさつまいもの人気が高まっていますが、さつまいもは一般的に貯蔵することで肉質が粘質になり糖度もアップします。そのため甘くねっとりさせるには、ある程度の熟成が必要となりますが、あまはづきは最初から甘くて粘質。そのため貯蔵することなく早い時期から出荷できるというわけです。
あまはづきを開発したのは農研機構で、親の組み合わせは「からゆたか」と「谷05100‐172」。両親はどちらも多収性で、母親のほうは肥大が早く、父親は収穫時期が早いという特性を持つそうです。
また、形は楕円形でサイズはやや大きく、皮は薄くて、果肉は濃い黄色。焼き芋はもちろん蒸し芋にも適していています。ただ、貯蔵性はよくないとのことなので、購入後は早めに消費したほうがよさそうです。
今回購入したあまはづきはふっくらとした紡錘形で、果皮は明るい紫色。果肉は特徴通りきれいな黄色で、カットした後に切り口がすぐに黒っぽく変色するということもありませんでした。
さっそく蒸かしてみたところ果肉の黄色がより一層濃くなり、甘い香りが漂ってきました。食感は本当にねっとりとしていて甘味もしっかりあります。熱くてもおいしく、冷蔵庫で冷やしてから食べてもよし。これだけでも十分おやつになりますが、なめらかで口当たりがよいので、スイートポテトやタルトなどにも向いていると思います。
- 前へ ほしあかね
サツマイモの並び順で見る
- 前へ シャドークイーン
- 深谷もやし(ブ… 次へ
日付の並び順で見る