さつまいも すずほっくり

登録日:2021年10月10日

すずほっくり

すずほっくり

これは「すずほっくり」というさつまいもです。八百屋さんで「甘くておいしい新品種」と聞き、それならばぜひ食べてみたいと思い購入しました。

すずほっくり

調べてみたところ、農研機構が育成して2019年に品種登録されたもので、交配親は「九系96013-11」と「べにまさり」。母親の九系96013-11はやや粉質で食味に優れ、父親のべにまさりはやや粘質で甘味が強く外観がよいのが特徴です。

すずほっくり

すずほっくりの特性は、いもの形が紡錘形で、サイズは少し小さめ。肉質はやや粉質で、蒸し芋にするとホクホクとした食感で味もよいとされます。また栽培面においても、1株あたりのいもの数が多く、病気に強くて貯蔵性にも優れているのだそう。ちなみに、すずほっくりという名前は、いもが鈴なりにできて食感がホクっとしているのが由来とのことです。

すずほっくり

さて、今回のすずほっくりは2本入りで、1本は282g、もう1本182g。どちらもそれほど大きくはありませんが、小さいわけでもなく、形もなかなかきれいな紡錘形をしています。皮はきれいな赤紫色で、果肉は「ベニアズマ」や「べにはるか」などと似た淡黄色です。

すずほっくり

さっそくふかして食べてみると、最初のひと口でおいしいお芋だということがすぐに分かりました。ただ数分蒸しただけで、十分おやつになるほどの甘さがあります。口当たりも名前の通りほっくりとしていて、お芋らしさが満載です。味がよくて栽培がしやすいとなれば、今後目にする機会が増えるかもしれませんね。

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