にんじん アロマレッド

登録日:2021年10月3日

アロマレッド

アロマレッド

にんじんは店頭で品種名が分かることは少ないですが、たまに明記されたものもあります。今回購入したのは「アロマレッド」という品種。名前にアロマと付くだけあって、香りがよいのが特徴です。

アロマレッド

これはトーホクが東洋大学植物機能研究センターと共同開発した品種で、発表されたのは2009年(平成21年)。バラの香り成分に含まれる「β-ダマセノン」を多く含んでいるため、フルーツのような香りがするのだそう。また、いわゆるにんじん臭も少なく、食べやすいのが大きな魅力となっています。

アロマレッド

形は18~19cmほどの円筒形で、肉質はやわらかめ。果肉は濃紅色をしていて、芯部までしっかり着色するとのことです。近年は品種改良によりにんじん臭の少ないものが増えていますが、フルーツのような風味なら子供受けもよさそうですね。食べ方は一般的な調理法はもちろん、生のままサラダやジュースにするのにも適します。

アロマレッド

このアロマレッドは、サラダ、しりしり、温野菜にして食べてみました。サラダは千切りにしてレタスにのせるだけ。生のまま食べてみるとカリッとした食感で確かに特有のにおいが少なく、ほんのり甘味も感じます。

アロマレッド

また、しりしりも風味がマイルドで美味。千切りにして炒めて、卵は入れずにめんつゆやごま油、すりごまなどで味付けをしたのですが、お箸がどんどん進みます。そして温野菜は電子レンジで加熱しただけなのに、さらに甘味が強くなったようで、何も付けなくても十分いけます。ちなみに一番フルーティーさを感じたのは温野菜で、豊かな香りを実感できました。

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