にんじん 八事五寸にんじん
登録日:2025年1月5日
八事五寸にんじん
「八事五寸(やごとごすん)」というにんじんを購入しました。八事とは愛知県名古屋市天白区のかつての地名のことで、この地で誕生した五寸(約15cm)にんじんなので八事五寸ということですね。
ルーツは東京の「馬込三寸にんじん」といわれていて、100年ほど前に誕生しました。1919年(大正8年)に農家の近藤儀兵衛氏が馬込三寸の種子を購入し、育ったにんじんから採種して育成したのだそう。
特徴は果肉がやわらかくて甘味があり、色が濃いこと。また先端まで丸みがあって、芯の部分が小さくて味がよく、煮物はもちろんサラダにしてもおいしいということです。
なお八事五寸は愛知県の伝統野菜ですが、隣りの滋賀県でも栽培されていて、今回のものは滋賀県産になります。形の特徴としてはもう少しふっくらとしているようですが、これはすらりとした細長い形でした。長さは16cmほどで、芯の中心まで濃いオレンジ色をしています。
蒸して食べてみると、確かに甘くて食感もソフトです。いわゆるにんじん臭はほとんど感じず、何もつけなくても美味。今回はサラダやシチューに使ったのですがとても食べやすく、小さな子どもでもパクパクいけそうに思いました。
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