テルダム（黄ミニにんじん）

「テルダム」という名前のイエローにんじんを購入しました。果皮も果肉も黄色く、長さが15cm前後のミディアムサイズ。重さは基本的に60～100gくらいですが、もっと小さな30g程度のミニ人参としても収穫可能となっています。

テルダムは甘味が強くて、にんじん特有のにおいが少ないのが特徴。また、やわらかくて皮付きのまま食べることができ、丸ごと調理するのにも適しています。素揚げにして料理の付け合わせにしたり、蒸してサラダに使ったり、生のまま野菜スティックにするなど、味だけでなく彩りの面においても重宝する食材です。

今回購入したテルダムは不揃いで、長さ7～10cmほど、重さは20～60gくらいのミニサイズ。店頭にはもう少し大きめのミディアムサイズも売られていましたが、何となく小さいほうを選んでみました。11本入っていて、レモンイエローのような黄色から、オレンジがかったものまでさまざまです。

さっそく丸ごと素揚げにして食べてみたところ、ホクっとした食感で本当に甘味があります。また、皮をむいて拍子木切りにして蒸すと、より甘味が強く感じられて口当たりもソフトに。生のままだとにんじんらしさが残りますが、皮をむいて加熱すると格段に食べやすくなります。これならにんじん嫌いな子どもにも食べやすいと思いました。

テルダムは「シシリアンルージュ」や「ピッコラルージュ」といった「マウロの地中海トマト」シリーズを出しているパイオニアエコサイエンスの品種です。テルダムの仲間にオレンジ色の「アムス」という品種もあり、こちらも甘いにんじんで長さ約10cm、重さ20～50gほどのミニサイズ。2つの名前を合わせると「アムステルダム」となり、いかにもオランダと関係がありそうな雰囲気です。気になって調べてみたところ、どうやらオランダのJohn Bushand（ジョン・ブッシュハンド）氏と同社が共同開発した品種とのことでした。

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