さつまいも ゆきこまち

登録日:2025年12月14日

ゆきこまち

ゆきこまち

これは「ゆきこまち」というさつまいもです。さつまいもは基本的に暖かい地域で栽培されますが、このゆきこまちは冷涼地にも適応するのが大きな特徴。北海道はさつまいもの栽培には不向きとされていましたが、北海道においても収量が多くて品質もよいのだそうです。

ゆきこまち

育成をしたのは農研機構で、品種登録されたのは2024年(令和6年)。親の掛け合わせは「ひめあやか」と「関東134号」となっています。いもは中サイズの楕円形で、やや粉質のホクホクとした食感。蒸し芋にすると「ベニアズマ」と同等の甘さがあり、貯蔵性にも優れ、繊維質が少なくて舌触りがよいので加工用としても適しています。

ゆきこまち

なお名前の由来は、雪のような口どけで上品な食感があることと、小野小町にあやかって名付けられたのだとか。雪国でも美しく育ち、広く普及してほしいという思いが込められているとのことです。

ゆきこまち

今回入手したゆきこまちは90~140gくらいとやや小ぶりで、ほどよくふっくらとした紡錘形。見た目はスーパーでよく目にするメジャー品種と変わらず、カットすると果肉は黄白色をしています。

ゆきこまち

これを蒸かして食べてみると、特徴通りのホクホク食感で甘味がしっかりと感じられます。また、しばらく寝かせると食感が変わるかと思ったら、3週間ほど経ってもまだホクホクのまま。肉質はきめ細かくて舌触りがなめらかで、名前のイメージにピッタリだと思いました。

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