なす マー坊

登録日:2025年12月8日

マー坊

マー坊

なすといえば黒っぽい紫色の中長なすが一般的ですが、この「マー坊」は鮮やかな赤紫色で、25~30cmと細長くひょろりとした個性的な形をしています。スーパーではあまり目にしませんが、直売所などでときどき見かける「へびなす(ひもなす」)」の一種になります。

マー坊

育成したのはサカタのタネで、発表されたのは2007年。このマー坊という名称は麻婆ナスに最適なことからこの名づけられたそうで、2008年に商標登録されていています。

マー坊

マー坊の太さは2~2.5cmで、1本の重さは70~100g程度。皮も果肉もやわらかく、油で炒めるととろけるような食感になります。味もほんのりとした甘味があって風味が良好。生産面では着果性がよく、家庭菜園にも向いているそうです。

マー坊

今回入手したマー坊は、長さが26㎝くらいで直径は2.5㎝ほど。以前食べたときはもっと明るい紫色でしたが、これは少し濃いめで、比較的まっすぐな形です。ちなみに果皮の色は日に当たることでより濃くなり、形は水分不足で乾燥したり、温度変化の影響があると実が曲がりやすくなるとのこと。

マー坊

さて食べ方としては、まずは麻婆豆腐、そして素揚げで味わってみました。どちらもやわらかくなめらかな口当たりで、かといってトロトロになりすぎず弾力も感じられます。味もまろやかな甘さがあって風味がよく、改めておいしさを実感しました。ちなみに炒めるときに水分があると色落ちしやすいので、油でコーティングするように炒めると色味がきれいに残ります。

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