なす メランツァーネ・ラテ
登録日:2025年10月13日
メランツァーネ・ラテ
これは「メランツァーネ・ラテ」という名前の白なすです。メランツァーネとはイタリア語で「なす」、ラテは「牛乳」なので、ミルクのように白いなすという意味になります。来歴に関しては不明ですが、タネはトキタ種苗のイタリア野菜「グストイタリア」シリーズの1つとして扱われています。
メランツァーネラテは果皮だけでなく果肉もきれいな白色で、加熱するととろけるような口当たりになります。食べ方としては輪切りにしてステーキやグリル焼きにしたり、炒め物、揚げ物などさまざな料理に利用できるとのこと。また栽培面においては実が着きやすく収量が多いというメリットがあるのだそうです。
ちなみに白なすの種類には細長い形をした「味しらかわ」や、ふっくらと太さのある「とろ~り旨なす」、一般的な長卵形の「越後白なす」などいろいろありますが、メランツァーネ・ラテは比較的まっすぐな形状。長さは15cm程度、果重は160gくらいとなっています。
今回入手したメランツァーネ・ラテは直径が3.5cmの円筒形で、長さは約19cm、重さは260gほどありました。果皮はすべすべとしていて、果肉は本当に真っ白。カットすると下部は種がやや目立つ感じでしたが上部はきれいでミルクのようです。
これを輪切りにして蒸し焼きにし、味噌チーズステーキにして食べてみることに。果肉は緻密でやわらかく、それでいて食べ応えもあっておいしいです。味は淡泊なので濃いめの味付けのほうがいいかもしれません。また、白なすの皮は一般的な紫色のなすに比べてかためではありますが、これは皮ごと食べてもさほど気になりませんでした。