なす 小森茄子
登録日:2022年8月28日
小森茄子
これは長野県で作られている「小森茄子(こもりなす)」です。県の伝統野菜に認定されている丸なすで、長野市の篠ノ井東福寺で古くから食べられている固定種になります。
小森茄子が盛んに作られていたのは、昭和初期から昭和50年代頃。しかし多くの伝統野菜がそうであるように、栽培しやすい一代交配の品種が増えたことで生産量が激減し、一時は生産農家が1軒だけになってしまったそうです。
そんな小森茄子を復活させようと地域の方による取り組みが行われ、栽培農家の数が徐々に増加。現在では松代地区などでも栽培が行われているとのことです。なお、出荷元によっては「小森なす」の表記や「こもりまるこ」の呼び名が使われていることもあります。
小森茄子はトゲが大きくて、1個の重さは250~350gほど。果肉が緻密で、ずっしりとした重量感があります。食べ方は焼き物、煮物、揚げ物、漬け物などオールマイティに利用可能。また長野の名産「おやき」にも最適だそうです。
今回購入した小森茄子はサイズが約310gで、特徴通りピンとした鋭いトゲが付いていました。天ぷらと肉味噌ソテーにしてみたところ、どちらも果肉に締まりがあってしっとりとした口当たり。素材自体の風味もよく十分に満足感が得られました。
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