なす 佐土原なす

登録日:2019年11月23日

佐土原なす

佐土原なす

これは宮崎県の伝統野菜「佐土原なす(さどわらなす)」です。宮崎県の佐土原町近辺で江戸時代から栽培されている長なすで、果肉がやわらかくて口当たりがなめらかなのが特徴。皮は基本的に黒紫色ですが、夏場は赤なすのような赤紫色になることもあります。

佐土原なす

佐土原なすは、食味はよいものの、色やサイズが不揃いになりがちで、栽培が難しいという問題がありました。そのため昭和の後期になると生産する人がいなくなり、徐々に忘れられた存在になったそうです。

ところが、2000年(平成12年)に宮崎県総合農業試験場が残されたタネの発芽に成功。その後、農家の方が収穫できるまでに育て上げて復活させました。生産量はまだ少ないですが、地元の「佐土原ナス研究会」によって認知度が高まっています。

佐土原なす

今回購入した佐土原なすは2本入り。21~22cmくらいの長さで、少しふっくらとしていて果皮は濃い紫色をしています。カットすると果肉はきれいな白色で、タネはほとんど見えません。ちなみに1本目は即日、2本目は購入4日後に食べたのですが、4日経ってもタネは全然目立つことなく、やわらかさや見た目は購入した日と変わりませんでした。

佐土原なす

食べ方は、適当にカットして電子レンジで加熱し、ごまポン酢でお浸し。さらに茄子ステーキ、天ぷらにして味わいました。どれもとろりとした口当たりで、皮も薄くてソフト。レンジでチンしただけでもなめらか&ジューシーで、ほんのり甘味もあり、毎日食べたいくらいにおいしかったです。

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