なす 黒陽

登録日:2022年9月25日

黒陽

黒陽

これは「黒陽(こくよう)」という長なすです。タキイ種苗が育成した早生品種で、栽培初期からたくさん実り収穫量が多いのが特徴。また色の薄い「夏ボケ果」や、実がかたくなる「石ナス」になりにくいのもポイントとなっています。

黒陽

黒陽は歴史の古いなすで、発表されたのは50年ほど前のこと。なんとも息の長いロングセラー品種なのです。収量が多くて秀品率が高いといった優れた特性が、いまだに定番品種である理由なのでしょう。家庭菜園でも作りやすい品種として人気があるようです。

黒陽

ちなみに中長なすは長さが12~15cmなのですが、長なすに分類される黒陽は20~25cmほどになります。ただ、少し前に食べた「ふわとろ長」という長なすは35cmほどあったので、それに比べると控えめな長さであることは否めません。そのため九州では20cmくらいのものは中長なすとして取り扱われるそうです。

黒陽

さて、この黒陽は23cm前後で全体が濃い黒紫色。一般的ななすに比べると確かにちょっと長く、少しお尻がふっくらとしています。また滑らかな肌をしていて、さわるとほどよい弾力もあります。

黒陽

今回はなすステーキやお浸し、天ぷらなどにして味わいました。皮が薄めで果肉もソフトで食味よし。どんな食べ方でもおいしく、使い勝手のよいなすだと思いました。漬け物にもよく合うとのことなので、次回は漬け物にしてみようと思います。

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