なす 桐岡ナス

登録日:2025年11月3日

桐岡ナス

桐岡ナス

佐賀県の伝統野菜の1つ「桐岡ナス」を入手しました。佐賀県多久市の桐岡地区において100年以上前から栽培されている在来種で、収穫時期は7月から11月頃。サイズが大きくて果肉がやわらかく、食味がよいことが特徴となっています。

桐岡ナス

ただ栽培が難しく収量が少ないため市場には出荷されず、長い間自家消費用として細々と作られていたのだそう。ところが平成中期頃に地元の直売所に出荷されるようになったことで、桐岡なすのよさが再認識されることになり、今では地域のブランドなすとして高い評価を受けるようになりました。

桐岡ナス

果実はふっくらとした形をしていて、サイズは400g前後。大きなものだと500g以上に成長するそうです。肉質はやわらかくて種が少なく甘味があり、揚げたり炒めたりすることでとろけるような食感になります。

桐岡ナス

この桐岡ナスは重さが275gと平均よりも小ぶりでした。でも長さが23㎝、直径7㎝とでっぷりとしていて太さもあり、一般的ななすに比べると明らかに大きいです。また果皮はきれいな濃紫色で、果実を手で押してみると本当にふわふわとしています。

桐岡ナス

これを天ぷらとはさみ揚げにして食べてみたところ、火が通りやすくて思った以上にやわらかくてとても美味。なめらかな舌触りでみずみずしさもあり、クセになりそうなおいしさです。グラタンや揚げびたし、田楽などにしても合うとのことなので、次に食べる機会があれば別の食べ方を試してみたいと思います。

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