野菜の切り方「輪切り」

大根やにんじん、トマトなどの輪切りの切り方

断面が円形になるようにカットしていくことを「輪切り」といいます。にんじんやきゅうり、大根などいろいろな野菜に使われる切り方で、厚みは調理法によって異なります。たとえば、きゅうりを酢の物にする場合は1mmくらい、大根をおでんにする場合は3cmくらいと目的に応じて調整しましょう。

切り方は、野菜を横向きに置き、端から一定間隔でカットしていくだけです。にんじんやれんこんなどはあらかじめ皮をむいてからカットしたほうが楽ですが、大根を厚めに輪切りにする場合は切ってから皮をむいてもよいでしょう。

トマトは横向きに置いて輪切りにしていきます。ただし切れ味の悪い包丁で押すように切ると、トマトがつぶされてタネの部分(ゼリー)がこぼれてしまうので、その場合は包丁の角で軽く切り込みを入れてからスッと引くように切るとよいでしょう。また、横ではなくヘタを上向きにして、刃を水平に入れて切るという方法もあります。こうするとゼリーがこぼれにくくなります。

きゅうりは端から直角にカットしていけばOKです。また薄さを均等に仕上げたいときはスライサーを使うと便利です。ただし、きゅうりが短くなってくると指を切ってしまうおそれがあるので注意してください。

<輪切りにすることの多い野菜>
きゅうり、にんじん、大根、トマト、なす、れんこん、じゃがいも、さつまいもなど

※ここでは野菜の切り方の一例を紹介しています。野菜の形や調理法などに応じて工夫してください。