煮崩れしにくいじゃがいもはどれ?
じゃがいもの品種によって煮崩れ度合いが違う
カレーや肉じゃがを作ったら、じゃがいもが煮崩れして形がなくなってしまった、という悲しい経験をしたことのある人は多いのではないでしょうか。煮崩れを防止するには調理法にもコツがいりますが、品種によっても煮崩れの度合いが違ってきます。
このページではじゃがいもの煮崩れ度を表でまとめています。どのじゃがいを使えばよいか迷ったときの参考にしてください。
煮崩れしにくい |
中間 | 煮崩れしやすい |
とうや、メークイン、インカのめざめ、インカのひとみ、ノーザンルビー、キタムラサキ、はるか、インカルージュ、シンシア、ピルカ、グラウンドペチカ(デストロイヤー)十勝こがね、ニシユタカなど | 男爵、スタールビー、シャドークイーンなど | キタアカリ、ベニアカリ、アンデス赤(レッドアンデス)など |
「メークイン」や「とうや」などは煮崩れしにくいので、カレーやシチュー、肉じゃがなどの煮込み料理におすすめです。もちろんサラダやコロッケなどにも利用できます。
そして「キタアカリ」や「アンデス赤(レッドアンデス)」などは煮崩れしやすいので、ポテトサラダやコロッケなどにむいています。
加熱時間にも一工夫
また「男爵」のように煮崩れが中程度のものはどちらにも使えますが、煮崩れを防ぎたいなら火加減に注意してみてください。一気に加熱して煮込むと煮崩れしやすくなるため、水から煮て、60度〜70度くらいの温度でしばらくとろ火にします。10分くらいしてから火を少し強めて煮込むと煮崩れしにくくなります。
なお、煮崩れしにくい品種でも加熱しすぎると崩れることがあるので注意しましょう。