遠野パドロン

「遠野パドロン」というものを見かけたので購入してみました。きれいなグリーンの円錐形をしていて、長さは5～6cmほど。見た目は小ぶりなピーマンかシシトウ（しし唐辛子）といった感じです。

初めて聞いた名前なので調べてみると、パドロンはスペイン野菜で、現地ではビールのおつまみとして一般的に食べられているとのこと。そして岩手県遠野市はビールの原料となる「ホップ」の産地なので、パドロンを特産として栽培するようになったそうです。

遠野パドロンはピーマンのような苦味とうま味があり、ほんのりと甘味を持ち合わせていて、丸ごと素揚げにしたり、衣を付けてフリットにして食べます。ただし、ときどき辛いものが混じっていることもあるそうです。

さっそく購入した遠野パドロンを素揚げにしてみました。破裂しないようあらかじめ爪楊枝で数ヶ所穴を開けておき、さっと油で揚げたら完成。塩を軽くふって食べてみると、ほんのり辛味があってさわやかな風味で、中の種もやわらかく食味良好。サイズが小さいので食べやすく、おつまみにぴったりというのがよくわかります。

そして2つ、3つと食べていくと、かなりパンチの効いた辛さものに当たりました。どうやら気温が高いとストレスで辛味の強いものができてしまうことがあるらしく、今回は辛いものが数個混じっていたようです。辛いパドロンは食べた後もしばらくピリピリとしましたが、カレーのトッピングによいかもしれません。

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