宝楽ししとう

前回の「大和丸なす）」に引き続き、今回も奈良県の野菜です。これは「宝楽（ほうらく）ししとう」という名前のししとうがらしで、御所市の「ごせブランド」の1つになります。

宝楽ししとうは一般的なししとうがらしに比べてサイズが大きく、甘味があって辛みがないのが特徴。またザクザクと歯切れもよく、炒め物や煮物などに最適とのこと。やわらかくて苦みも少ないので、生のままサラダにしてもOKだそうです。

ちなみに奈良県にはいくつかの伝統野菜が「大和野菜」に認定されていますが、宝楽ししとうはその中に含まれていません。御所市の特産ブランド野菜という位置づけになっていて、7月から10月頃に出荷されています。

さて今回購入した宝楽ししとうは長さが7～8cmくらいで、ツヤのあるきれいな濃緑色。果皮には張りとやわらかさを感じます。まず天ぷらにして食べてみると、本当に辛みがありません。さわやかな香りとほんのりとした甘味があり、期待以上のおいしさです。

次に甘辛炒めにしてみたところ、こちらも辛さはゼロ。丸ごと炒めたものは口当たりがよく風味もマイルドです。苦みも感じなかったので、これだったら子どもでもおいしく食べられると思います。

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