ししとう 福耳とうがらし

登録日:2020年11月29日

福耳とうがらし

福耳とうがらし

これは「福耳」という名前の超大型とうがらしです。サカタのタネから発売されていて、福耳というだけあって肉厚で、ピリッとしたほどよい辛味が特徴。サイズも大きく、幅4cm前後、長さは15~25cmにもなります。ちなみに見た目が「万願寺唐辛子」に似ていますが、万願寺唐辛子は辛くありません。

福耳とうがらし

福耳とうがらしは辛いといっても激辛ではなく、炒め物などにして食べられるくらいの辛さとなっています。ただし、栽培環境によって辛さが変わるらしく、高温や乾燥により辛味がより強くなるとのこと。「ししとうがらし」にも時々辛いものが混じっていてびっくりすることがありますが、福耳とうがらしにもいわゆる「当たり」の辛い個体が出現するようです。

福耳とうがらし

調理法はピーマンのように中の種を取り、炒め物や天ぷらなどに使えるほか、辛味が弱めであれば生のまま食べることも可能だそう。今回は甘味噌炒めと天ぷらにして食べてみました。

福耳とうがらし

さっそく種を取り出してカットしていきます。すると、なぜかケホッっとむせてきました。……ん? 切れば切るほど咳込んでしまいます……。どうやら辛み成分が飛散しているようです。素早くカットして、洗剤で手を洗ってほっと一息。……と思ったら、うっかり目をこすってしまい、次は目がヒリヒリしてきました。うぐぐ。あわててもう一度手をしっかり洗って、流水でよくよく目を洗って一呼吸。ふう……。油断大敵です。ラップを使って種を取ってもよかったかもしれません。

福耳とうがらし

さて、甘味噌炒めは豚肉や玉ねぎなど一緒に。途中で味見をしたところ、なかなかの辛さだったので、しっかりと炒めてほかの食材の割合を多めにしてみました。するとご飯によく合う軽めのピリ辛具合になり、うまみもあって歯ごたえも良好。風味がよくておいしいです。

そして天ぷらのほうもじっくりと揚げたからか、辛味は少し残っているくらいで食べやすくなっています。あんなに辛かった福耳が単体でこんなにパクパク食べられるなんて、天ぷらも大成功でした。

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