ししとう 万願寺とうがらし

登録日:2025年7月28日

万願寺とうがらし

万願寺とうがらし

おいしい夏野菜の1つに甘とうがらしがあります。見た目は唐辛子ですが、辛みはなくほんのり甘味があって煮物、焼き物、揚げ物などいろいろな調理法で味わえる便利な食材です。この「万願寺とうがらし」はその代表格ともいえる品種で、サイズが大きいのが特徴となっています。

万願寺とうがらし

長いものだと20cm以上になり、皮はツヤのある緑色で肉厚。種は少なくてやわらかいので種ごとべることが可能です。似たものに「伏見甘長とうがらし」がありますが、万願寺のほうが大きくて太さもあります。

万願寺とうがらし

ちなみにこの万願寺という名前は大正時代に京都府舞鶴市万願寺で誕生したことが由来だそう。大きいだけでなく食味もよいことから地域で大切に受け継がれ、今では全国で栽培されるようになりました。

万願寺とうがらし

今回購入したものは17~20cmと大きめで、光沢のある濃緑色。シワの寄り方など絵手紙の題材になりそうな味のある姿をしています。また種はあまり入っていませんでした。

万願寺とうがらし

今回はこれを丸ごと素揚げにして煮浸しにしてみることに。本当に肉厚感があってやわらかく、種の存在も気にならず風味よし。ほんのり甘味があってとても美味です。今回は手間をかけずに調理しましたが、肉詰めにしたり、エビやチーズをのせたり、丸ごとのまま肉巻きにしたりと、メインのおかずにするのもおすすめです。

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