ししとう ひもとうがらし

登録日:2021年7月11日

ひもとうがらし

ひもとうがらし

夏野菜が店頭をにぎわせているこの季節、これは奈良県産の「ひもとうがらし」です。奈良県で何十年も前から栽培されている伝統野菜で、収穫期は6月中旬頃から9月下旬頃。ししとうがらしの一種で「大和野菜」にも登録されています。収穫量が少なくてあまり流通していませんが、今回たまたま立ち寄ったお店で発見し、初めて購入することができました。

ひもとうがらし

表面は明るい緑色で、名前に「ひも」と付いているだけあり、長さが10~15cmほどの細長い姿をしているのが特徴。伏見群の辛トウガラシとししとうがらしが交雑して誕生したものと考えられています。

ひもとうがらし

調理法は、ししとうがらしや甘長とうがらしなどと変わりません。辛味はほとんどなく皮も種もやわらかいので、へたをカットして丸ごと炒めたり揚げたりして食べることが可能です。ちなみに大きいものは15cm以上になりますが、小さいほうがやわらかくて食感がよいとのこと。

ひもとうがらし

今回購入したひもとうがらしは、オーソドックスに甘辛炒めと天ぷらにしました。甘辛炒めはヘタを切り落とし、油で炒めて酒、みりん、砂糖、しょうゆで味付けすれば完成。辛味はほぼ感じず、さわやかな風味の中にほんのり甘さがあり冷めても美味です。ごはんのおかずとしても、お酒のおつまみとしてもいけます。

ひもとうがらし

また天ぷらはサクッとした衣の歯ごたえと、ひもとうがらしのすっきりとした香りが食欲をそそり、こちらもとてもおいしく味わうことができました。ちなみに長さは13~17cmほどありましたが、確かにサイズが小さめのほうが風味も口当たりもソフトでした。

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