たけのこ 緑竹(りょくちく)

登録日:2020年10月11日

緑竹(りょくちく)

緑竹(りょくちく)

これは「緑竹(りょくちく)」というタケノコです。タケノコといえば春が旬ですが、緑竹は6月から10月上旬頃に収穫される夏がシーズンの食材。おもな産地は鹿児島県や熊本県、宮崎県など九州地方で、先日鹿児島県産のものがまだ売られていたので購入してみました。

緑竹(りょくちく)

緑竹の特徴は、あく抜きをしなくてもよいという点にあります。一般的な「孟宗竹(もうそうちく)」は調理の際にあく抜きが必要ですが、緑竹はそのまま利用することが可能。食べ方としては、天ぷらや煮物、炒め物、焼き物などさまざまで、生のまま食べるという人もいるようです。

緑竹(りょくちく)

今回初めて緑竹を購入したのですが、孟宗竹よりもサイズは小さく、長さが15cmほど、直径は7cmくらいと細めでした。皮に産毛はなくつるつるとした手ざわり。皮の下部は白っぽく、上部が黒っぽい赤紫色で、てっぺんは濃緑色をしています。

緑竹(りょくちく)

調理法は無難なところで天ぷらと炒め物にしてみました。あく抜き不要ということなので、まずは半分にカットして皮をむいていきます。皮をむいていくと中身はどんどん小さくなってしまいましたが、これは「タケノコあるある」なので仕方ありません。淡いクリーム色をしていて見た目はいい感じです。

緑竹(りょくちく)

これを薄くめにスライスして、衣をつけてそのまま揚げて天ぷらに。食べてみると、コリっとした食感で、しっかりたけのこの味です。孟宗竹より香りは少ない感じがしますがおいしいです。なんといってもあく抜きの手間がいらないのはうれしいですね。

炒め物のほうは炒め蒸しにして、最後にバター醤油で味付け。ん? こちら結構えぐみを感じます……。シーズン終盤だから? と、調べてみたところ、どうやら穂先のほうにはアクがあるらしく、先っぽは大胆に切り落としたほうがよかったみたいです。なるほど、次からはそのようにします。

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