じゃがいも レディージェイ(Lady j)西海31号

登録日:2020年6月28日

レディージェイ(Lady j)西海31号

レディージェイ(Lady j)西海31号

長崎県産の「レディージェイ(Lady j)」という赤いじゃがいもが売られていたので購入してみました。皮が濃い赤紫色で、果肉も赤色。表面がなめらかできれいな楕円形をしています。チップスに適した性質で、「できたてポテトチップス」として有名な菊水堂が、このじゃがいもを使って赤いポテトチップスを作っています。

レディージェイ(Lady j)西海31号

レディージェイは初めて聞く名前なので調べてみると、品種名は「西海(さいかい)31号」で、レディージェイ(Lady j)は愛称のようです。西海31号といえば、以前食べた「ドラゴンレッド(龍赤)」も品種名は西海31号で、ドラゴンレッド(龍赤)は商標でした。ということは、この2つは同一品種ということですね。

レディージェイ(Lady j)西海31号

西海31号は「96016-8」と「長系115号」を交配して育成し、2009年に品種登録されました。長系115号が赤皮・赤肉のじゃがいもなので、その性質が出ているみたいです。また、目が浅くて形がよく、アントシアニンを含んでいてでん粉価が高く、油を使った加工に向いています。

レディージェイ(Lady j)西海31号

今回購入したレディージェイは、皮がさつまいものような赤紫色で、目はほとんど目立ちません。そして中の果肉は薄赤紫のまだら模様になっています。この果肉の赤色は栽培環境などによって個体差が出るみたいで、前回のドラゴンレッドに比べると少し薄めでした。

レディージェイ(Lady j)西海31号

食べ方としてはやはり特性を生かしたポテトチップスがよさそうです。そこでピーラーで皮ごと薄くスライスして油で揚げてみたところ、ピンク色のかわいい仕上がりになりました。食べてみるとパリパリッとした食感で、じゃがいもの風味と塩気がほどよくマッチしてとても美味。前回、ドラゴンレッドで作ったときもおいしかったですが今回も成功です。

また普通にポテトフライにもしてみたら、こちらは薄ピンク色で少しホクっとしていました。そしてレンジで加熱してじゃがバターにすると、こちらはややねっとりとした口当たり。バターとの相性もよかったです。今回のレディージェイはおやつ風にしか食べなかったので、次はおかずとして調理してみたいと思います。

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