じゃがいも ニシユタカ
登録日:2020年1月19日
ニシユタカ
秋植えのじゃがいも「ニシユタカ」を食べました。ニシユタカは1978年(昭和53年)に命名された品種で、育成地は長崎県。温暖地での栽培に適していて、収量性に優れ、育ちがよいのが特徴です。おもな産地は長崎県や福岡県、鹿児島県など九州地方となっています。
ニシユタカの肉質はやや粘質で、煮崩れしにくいため煮込み料理に最適。そのため今回はカレーに使おうと思っていたのですが、コロッケの気分でもあったので、結局カレーとコロッケに利用しました。今回入手したニシユタカは新じゃがで、皮がとても薄くすべすべとしています。
カレーで煮込んでも形はまったく崩れず、食感はわずかにホクホク感がありつつもねっとりとしていて、じゃがいもらしい香りもして豊かな味わいでした。一緒にメークインも入れたのですが、メークインは味があっさりしていて、味の違いがはっきりとわかっておもしろかったです。
また、新じゃがで水分量が多いためか、コロッケはソフトな口当たりに。こちらは男爵バージョンも作って食べ比べをしたのですが、手でタネをまとめている時点でかたさに差があり、食べてみても男爵のホクホク感とは明らかに違いました。でもサクサクの衣とニシユタカのしっとり感が好相性で、とてもおいしいコロッケが楽しめました。
ちなみにこのニシユタカは東京都産。じゃがいもは基本的に春植えと秋植えがあり、寒冷地や冷涼地でなければ秋植えも可能です。関東では9月頃に植えて11月下旬から12月頃にかけて収穫することが多いようですが、これは1月になってから収穫されたものです。
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