じゃがいも ぽろしり
登録日:2020年4月5日
ぽろしり
カルビーのポテトチップスに使用されている「ぽろしり」というじゃがいもを購入しました。これはカルビーポテト株式会社がチップス用に開発したもので、「ノーキングラセット」と「Pike」という品種を交配して育成。2017年に登録された品種です。
ぽろしりの特徴は、病害虫に強く、でんぷん価が低めで糖度が低いということ。じゃがいもは糖度が高いと油で揚げたときに焦げやすかったり変色しやくなったりしますが、ぽろしりは糖度が低いのでまさにチップスにうってつけ。また形がきれいな卵形で目が浅いため、皮をむきやすいというのもポイントです。
カルビーではポテトチップス用として「トヨシロ」や「スノーデン」「スノーマーチ」などさまざまなじゃがいもを使用していますが、このぽろしりは初めての自社開発となる品種。ぽろしりというかわいい名前は、北海道の幌尻岳(ぽろしりだけ)からつけられたそうです。
今回購入したぽろしりは、ポテトサラダとポテトフライ、ポテトチップスにしてみました。ポテトサラダはねっとりとした口当たりで、マヨネーズと塩コショウの味付けがよく合っていて美味。じっくりゆでると煮崩れしそうな感じだったので、煮込み料理よりもコロッケやポテトフライ、サラダなどに利用するのがよいかもしれません。
また、ポテトフライは表面がカリっとしていて、肉質は少しクリーミーな感じ。男爵のようなホクホクとした食感ではなく、しっとり系です。チップスはスライス後の水洗いが足りなかったのか、少しフチが茶色くなりましたがおいしく仕上がりました。ぽろしりは糖度が低い品種ではありますが、今回はどれも甘味があって大満足。どうやら長期貯蔵をすると還元糖が少し増えることもあるそうなので、それで甘さを感じたのかもしれません。
- 前へ さやあかね
- オホーツクチップ 次へ
ジャガイモの並び順で見る