じゃがいも オコッペいもっこ(三円薯)

登録日:2019年12月21日

オコッペいもっこ(三円薯)

オコッペいもっこ(三円薯)

青森県で作られている「オコッペいもっこ(三円薯)」というじゃがいもを食べました。これは青森県大間町の奥戸という地域で栽培されているじゃがいもで、品種名は「三円薯(さんえんいも)」。奥戸の地名の読みが「おこっぺ」なので、そのままオコッペいもっこと呼ばれているみたいです。

オコッペいもっこ(三円薯)

そもそも三円薯というのは、明治時代にアメリカから導入した「バーモント・ゴールド・コイン(Vermont Gold Coin)」というじゃがいもです。おもに青森県の上北や下北地域で作られていて、当時この種芋の価格が6個で3円と高価だったことが名前の由来だそう。味がよくて昭和20年代頃まで食べられていましたが、病気などが原因で作られなくなってしまったそうです。

オコッペいもっこ(三円薯)

ところが、平成に入ってから生き残っていたことが判明。奥戸でずっと自家用として作られていたじゃがいもがあり、それを調べてみると三円薯だったというわけです。三円薯は病害には弱いものの貯蔵性がよく、いものサイズも大きめで食味良好。粉質と粘質の中間くらいで、きめが細かく舌触りがなめらか。煮崩れは少なくて、煮ると粉をふきやすいのも特徴だそうです。

オコッペいもっこ(三円薯)

このオコッペいもは、コロッケと粉ふきいもにして食べてみました。粉ふきいもは本当に粉のふき具合がいい感じで、さらっとした舌触り。

オコッペいもっこ(三円薯)

コロッケはしっとり&ホクッとした食感があり、じゃがいもらしい風味もあってとても美味です。大間といえばマグロが有名ですが、こんなにおいしいじゃがいもがあったのですね。

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