じゃがいも マチルダ
登録日:2024年10月28日
マチルダ
北海道産の「マチルダ」というじゃがいもを購入しました。あまり見かけない品種ですが、もともとはスウェーデンで育成されたもので、日本へは1985年(昭和60年)にホクレン農業協同組合連合会が輸入。その後予備調査などが行われ、1993年(平成5年)に北海道の優良品種となり、現在は芽室町で多く栽培されています。
マチルダはサイズがやや小さいですが収量が多く、きれいな卵形で目が浅いのが特徴。果皮はやや粗いものの業務用としても活躍していて、小さいものは丸い形のまま冷凍のホールポテト、中サイズのものは冷凍ベイクドポテトや冷凍の皮つきフライポテトなど幅広く利用されています。
肉質は気温が低いとやや粉質に、高いとやや粘質気味になるとのこと。煮崩れしにくいので、カレーやシチューなどの煮込み料理に向きます。一方、還元糖含有率が高くチップスなどの油加工では焦げやすいという一面もあるようです。
今回入手したものは、円形~卵形で重さは120g前後。表面はややざらつきがありますが、目が浅くて皮はむきやすかったです。以前マチルダを食べたときはカレーにしたので、今回は肉じゃがに使用し、さらにじゃがバターとフライドポテトも作ってみました。
肉じゃがは形が崩れることなく味もしっかり染みていて、食感はホクホク3割粘質7割といった感じでおいしいです。またじゃがバターはなめらかな口当たりで、ほんのりいもの甘味も感じられます。そしてフライドポテトは電子レンジで加熱してから皮ごと揚げてみたところ、焦げることもなく皮のカリッとした香ばしさも相まって風味よく仕上がりました。
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