じゃがいも ベニアカリ

登録日:2025年2月9日

ベニアカリ

ベニアカリ

果皮が赤いじゃがいもには「アンデス赤(アンデスレッド)」や「レッドムーン」などがありますが、今回食べたのは「ベニアカリ」です。1997年(平成9年)に登録されている比較的古い品種で、北海道農業試験場において育成されました。

ベニアカリ

交配親は「北海61号」と「R392-50」で、もともとはデンプンの原料用を目指して育成されたのだとか。でも品質や形状などが食用として優れていたため、方針転換したのだそうです。

ベニアカリ

いもの形は楕円形で皮は淡赤色、果肉は白っぽいベージュ色をしています。肉質は粉質で煮崩れしやすく煮物には適しません。また還元糖がやや多くポテトチップやフライドポテトなどにもあまり向かず、食べ方としてはサラダやコロッケ、マッシュポテトなどがおすすめとなっています。

ベニアカリ

このベニアカリは重さが140~160gほどで、果皮はさつまいもっぽい薄めの赤色。丸っぽい形のものと楕円形が混ざっていて、目はやや深めで、果肉は薄いクリーム色です。

ベニアカリ

揚げ物にはあまり適していませんが、今回はフライドポテトにしてみることに。あらかじめ電子レンジで加熱しておき、それを皮ごとさっと揚げてみたところ、とくに焦げが目立つこともなくいい感じに仕上がりました。外がカリッと中がホクホクで甘味もあってとてもおいしいです。

ベニアカリ

またパン粉をつけてポテトフライにもしてみたら、これまた美味。素材の甘味とパン粉の香ばしさ、そしてソースの濃厚な味が絡まって満足度の高い一品になりました。

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