じゃがいも さやか

登録日:2020年9月20日

さやか

さやか

これは北海道産の「さやか」というじゃがいもです。北海道農業試験場で誕生した品種で、1984年(昭和59年)に育成がスタートし、1995年(平成7年)に農林認定されています。皮は白っぽくて果肉も白色で、いもの形は卵形。目が浅くて皮をむきやすいのが特徴です。調理特性としては、煮崩れしにくいので煮物や蒸し物などに向いている一方、フライドポテトなどの揚げ物には向いていないそうです。

さやか

また、じゃがいもは長時間光にあたると皮が緑色になることがありますが、さやかは緑化しにくく、ソラニンなどの毒性成分グリコアルカロイドの生成が低いとのこと。たまに小学生が自分たちで作ったじゃがいもを食べて食中毒になったというニュースを耳にしますが、これは収穫前に土から顔を出したじゃがいもが緑化して毒性成分が生成されたことが原因の1つとされます。そのリスクが軽減されるのはいいですね。

さやか

今回購入したさやかは、皮が薄めの新じゃが。コロコロとした円形~楕円形をしていて100g前後の大きさのものになります。

さやか

このさやかを使ってポトフを作ってみました。さやかは1/4にカットし、にんじんやキャベツ、玉ねぎ、ベーコン、ウインナーなどと一緒に煮込みます。ちょっと火をかけすぎたので少し崩れてしまいましたが、ちゃんと形は残っていました。果肉がきれいでホクっとしていて、あっさりとした味で食べやすいです。

さやか

ほかにもじゃがいもの千切り炒めやポテトサラダに使ってみたところ、こちらもホクホク食感で美味でした。ちなみにさやかという名前は、皮と果肉が白くてきれいなことや、毒性成分の生成が低くさわやかな風味なことが由来だそうです。

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