じゃがいも オホーツクチップ

登録日:2020年6月7日

オホーツクチップ

オホーツクチップ

これは「オホーツクチップ」というじゃがいもです。カルビーや湖池屋のポテトチップスにも使われている品種で、2005年(平成17年)に農林認定品種として登録されています。親は病気に強い「アトランチック」と、還元糖含量が低い系統の「ND860-2」。チップス用の優良品種を目指して、北海道の北見農業試験場で育成されました。

オホーツクチップ

いもの形は球形で、果皮は黄褐色をしていて目は浅く、サイズはやや小さめ。また、ゆでたときの煮崩れ具合は中程度となっています。なお、じゃがいもは糖が多いとチップスに加工したときに焦げやすくなりますが、オホーツクチップは還元糖が低いため加工に最適。長期貯蔵には向きませんが、とくに収穫直後のものは褐変がなくきれいに仕上がるそうです。

オホーツクチップ

このオホーツクチップは、まずはじゃがバターにして食べてみました。半分にカットして電子レンジで加熱し、やわらかくなったらバターをのせて熱々で食べるだけ。風味がまろやかでバターとの相性もとてもよく、少しねっとりとした口当たりでとてもおいしいです。

オホーツクチップ

また、ポテトフライにも使ってみたところ、本当に褐変が少なくて白っぽいきれいなフライドポテトができました。いも自体は比較的あっさりとした味ですが、油で揚げるとカリッとした香ばしい香りが加わり、さらに塩をまぶすことで味に奥行きが出ます。青のりをかけても美味でした。

オホーツクチップ

ちなみにオホーツクチップという名前は、オホーツク地方での栽培に向いていてポテトチップに適していることが由来だそう。じつは今回購入したものは鹿児島県産でしたが、カルビーのサイトを見てみると、どうやら北海道以外でもおいしく育つみたいです。

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