みずな 壬生菜(みぶな)
登録日:2020年6月21日
壬生菜(みぶな)
これは京都の伝統野菜としても知られている「壬生菜(みぶな)」です。水菜の変異種として江戸時代に誕生したもので、葉が丸いのが特徴。葉先がギザギザとした水菜とはまるで別物のように見えますが、味わいや調理法はあまり変わりません。和え物やお浸し、鍋物、サラダ、漬物などいろいろな食べ方が楽しめます。
壬生菜はもともと京都の壬生寺(みぶでら)付近で栽培されていたことからこの名になったいわれます。壬生寺はかつて新撰組の訓練場として使われていたため、新選組ゆかりの地として人気のスポット。すぐ近くには壬生屯所旧跡の八木邸もあります。もしかすると新選組の隊士たちも壬生菜を食べていたかもしれませんね。
さて、この壬生菜はさっと熱湯でゆでて白和えとお浸し、サラダにして食べてみました。おひたしはポン酢で、サラダはレタスなどに混ぜるだけ。そして白和えは豆腐やすりごま、調味料などと和えればできあがりです。
水菜もそうですが壬生菜はシャキシャキとした歯ごたえが持ち味。生だと少しピリッとした辛味がありますが、加熱するとまったく気にならず、食感がよくてとてもおいしいです。ゆでるのが面倒なら、水洗いして濡れたままレンジで1分ほど加熱するだけでもかまいません。というか、こっちのほうが手間がかからずお手軽です。
冬はお鍋にいれてもおいしく、暑い時期はさっぱりと食べられる壬生菜は、緑の野菜をもう1品種というときにかなり重宝します。
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