その他の野菜 水蓮菜(ぐるはす)
登録日:2023年2月26日
水蓮菜(ぐるはす)
先日、デパ地下の野菜売り場で珍しい食材を見つけました。すらりと細長くて、グルグルと渦巻き状になった緑色の野菜。名前は「水蓮菜(すいれんさい)」といい、この見た目から別名「ぐるはす」ともいわれます。
水蓮菜の産地は台湾で、現地ではよく知られた食材なのだそう。長い茎の部分はシャキッとした食感で、レシピとしては炒め物のほかに火鍋やしゃぶしゃぶ、あえ物にしてもおいしいとのことです。
また水蓮菜は水草の一種なので、畑の土ではなくレンコンのように水中で栽培されています。長さは1m以上に伸び、十分に育つとダイバースーツを着て根元から収穫。この長い茎をまとめて束ねて、クルクルっと巻いて出荷されるというわけですね。
今回購入した水蓮菜は茎の長さが1mほどで、太さは2~3mmほど。「にんにくの芽」や「十六ささげ」をうーんと長くしたような感じで、くねくねとしています。ただ、収穫してから店頭に並ぶまでに時間が経っていたからか、何本かは先っぽが黒っぽく変色してふにゃっとしている部分もありました。
さて、食べ方は定番の炒め物に決定。根元をカットして水でよく洗い、5~6cmにカットし「空心菜」のような感じでさっと炒めます。味付けはにんにく、鷹の爪、塩、コショウ、しょうゆだけ。食感は思った以上にシャキシャキで、冷めてもシャキシャキ感は失われません。じつはちょっと警戒しながら食べたのですが、クセもなくてとても食べやすい食材でした。
ちなみに水蓮菜の和名は「タイワンガガブタ」といい、分類としては「アブラナ科」という情報と「ミツガシワ科」という情報がありました。水草なのでミツガシワ科な気がするのですが、実際はどちらなのでしょうね……。
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