その他の野菜 ちからこぶザーサイ(生搾菜)

登録日:2024年2月18日

ちからこぶザーサイ(生搾菜)

ちからこぶザーサイ(生搾菜)

青果売り場の目立たないコーナーに、緑色の丸い謎野菜を発見。よく見ると、生の「ザーサイ」でした。ザーサイといえば瓶に入った薄茶色のイメージが強く、青果としてのザーサイはあまりピンときません。でもせっかくなので珍しさから購入してみることに。

ちからこぶザーサイ(生搾菜)

そもそもザーサイとは、茎部がこぶのように肥大する大型芥菜(からしな)の一種です。このこぶ状の茎を漬け物や炒め物に使用するほか、葉もやわらかければ炒めたり浅漬けにして食べることができます。

ちからこぶザーサイ(生搾菜)

今回入手したものは、増田採種場が育成した「ちからこぶザーサイ(力こぶザーサイ)」という品種。こぶの部分が300~350gくらいになり、収穫時期は12月から2月頃とのことです。これは葉の根元(葉柄)が少し残った状態で、重さは500gほどでした。カットすると中は真っ白で、見た目は「コールラビ」に似ています。

ちからこぶザーサイ(生搾菜)

この丸い塊の部分を使って、まずは浅漬けにチャレンジ。皮ごと薄くスライスして浅漬けにすると、パリッとした歯ごたえながらもやわらかさもある食感に仕上がりました。浅漬けの素と塩こうじの2種類で試してみましたが、どちらも辛みなどはなく、うまみを感じておいしかったです。さらに、浅漬けにしたものを細かく刻んで搾菜炒飯にしてもよく合いました。

ちからこぶザーサイ(生搾菜)

そして葉の根元は、スライスして豚肉と炒めてみることに。途中で何もつけずに味見してみたら、アスパラのような高菜のような風味があり、遠くにほんのり苦みを感じます。これに中華風の味つけをすると、ごはんにピッタリな味になりました。ちなみに今回はそのまま葉の根元を調理しましたが、少しスジっぽさを感じるようなら、アスパラのように表皮を薄くむいてから使うといいかもしれません。

また、浅漬けにピリ辛をプラスしたいなら、食べるときにラー油をちょっとかけるのがおすすめ。漬けるときに唐辛子をちょっと入れておくのもよいかもしれませんね。それにしても生ザーサイがこんなに手軽で、バリエーション豊かに味わえるとはいやはやびっくりです。

過去のブログを見る