その他の野菜 長命草(ボタンボウフウ)

登録日:2020年2月22日

長命草(ボタンボウフウ)

長命草(ボタンボウフウ)

これは沖縄県産の「長命草(ちょうめいそう)」です。セリ科の植物で和名は「ボタンボウフウ」。与那国島に自生していて、沖縄では「サクナ」とも呼ばれています。ポリフェノールやビタミンなど栄養が豊富に含まれていることから、青汁やサプリメントなどにも使われています。

長命草(ボタンボウフウ)

今回購入したものは長さ20~25cmほどで、いくつかに枝分かれした葉の幅は4~8cmくらい。葉には切れ込みが入っていて、さわるとやわらかいけれどしっかりした感じです。ちなみに栽培しているものは草丈が50~80㎝くらいになり、葉が適度な大きさになったらどんどん収穫していくようです。

長命草(ボタンボウフウ)

食べ方としては、天ぷら、刺身のつま、お浸しや汁物などが一般的のよう。ただ、セリ科の野菜なので香りがとても強く、生食やお浸しだと好みがわかれるみたいです。ちなみに、生の葉に鼻を近づけてもそれほど匂いませんが、葉をちぎるとセリのような香りが漂います。

今回は初めて食べるので、お浸しと天ぷらにしてみました。お浸しは軸を少し残したまま5~6分ゆで、しんなりしてきたら水にさらして絞れば完成。だしつゆをかけて食べてみたところ、初めは少し歯ごたえのある葉っぱのお浸しといった感じで、それほどくせは感じませんでしたが、数秒すると急に特有の香りがガーンとやってきました。想像以上にパンチの効いた香りです。この香りが得意な人はお浸しでもいけるかもしれませんが、残念ながら完食はできませんでした。

長命草(ボタンボウフウ)

次は天ぷらにチャレンジ。大葉のような感じで薄く衣をつけてサっと揚げました。食べてみると、独特の香りがだいぶ抜けていて食べやすくなっています。ほんのりセリっぽい風味があって、サクッと軽い食感。これらなら何枚でも食べられます。長命草の葉が手に入ったら次も天ぷらで決まりです。

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