その他の野菜 赤菊芋(アカキクイモ)

登録日:2021年2月28日

赤菊芋(アカキクイモ)

赤菊芋(アカキクイモ)

近年、体によい野菜としてじわじわ注目が集まっている「菊芋」。秋頃に黄色い花を咲かせるキク科の植物で、根塊の部分を収穫して食用とします。健康によいとされるのは「イヌリン」という水溶性食物繊維が多く含まれているためで、イヌリンが腸内細菌の活動を促進し、整腸作用や食後の血糖値の上昇を抑えるなどの効果が期待できるそうです。

赤菊芋(アカキクイモ)

菊芋は形がゴツゴツとしていて一見するとショウガのように見えますが、辛さはまったくありません。味はごぼうのようなレンコンのような感じでほんのりと甘味もあります。食べ方としては、鮮度がよければ生のまま千切りにしてサラダにするほか、炒め物や煮物、揚げ物などさまざまな調理が可能です。なお、菊芋は皮が薄いのでむかずに皮ごと食べられますが、面倒でなければむいてもかまいません。

赤菊芋(アカキクイモ)

菊芋には一般的な白い菊芋と、全体がほんのりと赤みがかった「赤菊芋(紫菊芋)」があります。今回購入したのは赤菊芋で、これはうっすらと赤紫色になっている程度ですが、もっと色の濃いものも流通しています。

赤菊芋(アカキクイモ)

この赤菊芋は、和え物、素揚げ、かき揚げにしてみました。和え物は千切りにして水にさらし、生のままにんじんと一緒にすりごま、マヨネーズ、めんつゆで味付け。生で食べるとみずみずしく「ヤーコン」を思わせるシャキッとした歯ごたえで、クセもなく食べやすいです。

赤菊芋(アカキクイモ)

素揚げは適当なサイズにカットして、弱火で長めに揚げてみました。以前食べたときも思いましたが、やっぱりレンコンを思わせるような食感で、ホクホクした中に少しシャキッとした歯ごたえがあっておいしいです。また、かき揚げにすると衣のサクッとした食感が加わり、ご飯との相性も良好でした。今回は皮をむいて調理しましたが少し手間がかかったので、次回は皮ごと食べてみたいと思います。

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