その他の野菜 ピパーチ(ピパーツ)の葉と実

登録日:2022年7月31日

ピパーチ(ピパーツ)の葉と実

ピパーチ(ピパーツ)の葉と実

沖縄県で栽培されている「ピパーチ」というものを購入しました。和名を「ヒハツモドキ」といい、「ピパーツ」や「ヒハツ」「ヒバーチ」といった微妙に発音の異なる多くの異名を持つ植物です。「実」と「葉」を食用とするようですが、名前を知ったばかりで、利用方法もわかりません。でも気になるのでチャレンジです。

ピパーチ(ピパーツ)の葉と実

赤い実は4cmほどの長さで、太さは3mmほどのミニサイズ。調べてみると「島こしょう」ともいい、この細長い実を乾燥させ、粉末にしたものをコショウのように使用するそうです。石垣島では八重山そばの香辛料としてよく使われているのだとか。

ピパーチ(ピパーツ)の葉と実

そして葉のほうは、天ぷらにしたり、刻んで混ぜご飯に入れたりして食べるのだそう。長さは8~10cmくらいで、ローリエのような形をしていますが、さわるとやわらかさがあります。

ピパーチ(ピパーツ)の葉と実

まずは葉を天ぷらにしてみることに。大葉の天ぷらのような感じに揚げると、おお、食感がパリッとしていておいしいではないですか。なんだかほんのり甘い香りが漂い、不思議な風味。天つゆでも塩でも普通におつまみとしていけます。

ピパーチ(ピパーツ)の葉と実

そして実のほうは、パックのまま3日ほど冷蔵庫に入れていたら、うっかり結露で傷めてしまいました。なので生き残った数本だけを使います。本当は蒸してから乾燥させるみたいですが、水洗い→自然乾燥→粉末の手順でやってみると、何とかできました。

少しなめてみるとブラックペッパーのようなピリッとした辛さとシナモンのような甘い香りがして新感覚の風味です。せっかくなので沖縄そばを作ってかけてみたら、スープの味と香りが変化してこれまたおいしく楽しめました。

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