その他の野菜 コプリーヌ

登録日:2022年5月8日

コプリーヌ

コプリーヌ

これは「コプリーヌ」というきのこです。全体が白く細長い形をしていて、5~6cmほどのミニサイズ。こけし人形やつくしのようにも見えることから「こけし茸」や「つくし茸」とも呼ばれます。

コプリーヌ

また和名は「ササクレヒトヨタケ」といい、「ササクレ」は傘が少しささくれているから。そして「ヒトヨ」というのは、成熟すると胞子を放出しながら黒くなっていき一晩で溶けてしまうのが由来です。

コプリーヌ

コプリーヌはもともと幅広い地域に自生していますが、先述の通りヒトヨで溶けてしまうため天然物は出回りません。しかし人工栽培ができるようになり、それを真空パックにすることで、スーパーなどでも販売できるようになりました。

コプリーヌ

このコプリーヌは長野県の会社が生産したもので、1パックで7本入り。グラム換算するとぶなしめじやエリンギなどに比べて割高ですが、高級食材とされているので仕方がありませんね。味はマッシュルームに似ていて、コリっとした食感があり、加熱するとうまみが出てくるそうです。

コプリーヌ

今回はペペロンチーノにしてみることにしました。にんにく、オリーブオイル、鷹の爪、玉ねぎを炒め、縦半分にカットしたコプリーヌを加えてさっと火を通し、パスタをからめれば完成です。

ひと口食べると、オリーブオイルやにんにくの香りに負けず、コプリーヌの豊かな風味をしっかりと感じられます。軽いコリコリとした歯ごたえも小気味よく、いつものペペロンチーノがワンランク上の味に思えました。

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