きゅうり 余蒔きゅうり(よまききゅうり)
登録日:2022年7月24日
余蒔きゅうり(よまききゅうり)
福島県で作られている「余蒔きゅうり」というものを見つけたので購入してみました。「余蒔」と書いて「よまき」といい、会津若松市で江戸時代から作られている伝統野菜の1つです。
旬の時期は7月から9月で、果実は一般的なきゅうりに比べてやや短く、果皮が緑~白っぽい黄緑色をしているのが特徴。食感はやわらかくて歯切れがよく、えぐみがなくて食べやすい味だそうです。
そんな余蒔きゅうりですが、じつは昭和20年頃に一度消えてしまったのだとか。しかし平成15年頃にジーンバンクに残されていた種子から復活させることに成功し、再び会津地方で作られるようになりました。
食べ方を調べてみると、生のままサラダにしたり漬物にしてもよいですが、天ぷらやソテーなど加熱調理にも使えるのだそう。油との相性がよくて熱々でもおいしいみたいです。
今回は長さ約16cm、太さ3cmほどの3本入りを入手しました。先端が白っぽくなっていて、何となく半白きゅうりにも似ています。まずは生のまま食べてみると、種が入っている部分はみずみずしくソフトな食感。そして上部の種が少ない上部はほどよく歯ごたえがありました。風味で穏やかで青臭さもなくマヨネーズ、味噌、ドレッシングどれも合います。
そして情報通りに天ぷらにしてみたところ、これがなかなか美味。きゅうりの天ぷらは初めて作ったのですが、きゅうりっぽさはそれほど感じず、ちゃんと天ぷらとしての1品になっていて、意外なおいしさに驚きました。
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