トマト カナバロ
登録日:2022年6月12日
カナバロ
トマトは品種がとても多く、店頭のトマトコーナーでは初めて見る名前のトマトがよく並んでいます。そんな中から今回は「カナバロ」という品種を食べてみました。オランダのエンザ社が育成した赤系大玉トマトで、日本ではベストクロップという会社が種子の輸入販売をしているそうです。
平均果重は140~160gほどで、果実がしっかりしていて日持ちが良好。適度に酸味があり加熱調理に向くほか、ドリップが出にくいので、業務用としてサラダやハンバーガー、サンドイッチなどにも適しています。
このカナバロトマトは徳島県産で、重さは120g前後。買ったものは少し小ぶりだったようですが、果皮は全体が真っ赤に染まっています。また収穫する際にヘタが取れやすい品種なのか、ヘタはついていませんでした。
カットすると果肉は肉厚でかたさがあり、ゼリーもしっかり詰まっています。そして特徴通り、断面からゼリーはあまりこぼれ落ちてきません。まずは生のまま食べてみたところ、やや歯ごたえがあって、程よい甘さとすっきりとした酸味が感じられます。
そしてトマトパスタに使ってみたところ、酸味がグッと効いてきて存在感が強まりました。あまり煮詰めないで形が残る程度に加熱したのですが、トマトらしい爽快さがあり、口当たりがよくジューシーで、生食とは違う味わいです。
またトマトと卵の炒め物にもしてみたら、こちらはそんなに酸っぱくなく、濃厚な味わいでした。こっちのほうが加熱時間が多めだったので、それが味の違いの原因かもしれません。次に機会があれば、ラタトゥイユやチキンのトマト煮込みなどにも使ってみたいです。
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