トマト ロッソトマト(桃太郎ヨーク)

登録日:2020年12月13日

ロッソトマト(桃太郎ヨーク)

ロッソトマト(桃太郎ヨーク)

これは愛知県産の「ロッソトマト」という高糖度トマトです。いわゆるフルーツトマトのように甘味が強いのが特徴で、糖度の基準は8.5度以上とされます。「ロッソ」というのはイタリア語で「赤」という意味。名前の通りとても濃い赤色をしています。

ロッソトマト(桃太郎ヨーク)

なおロッソトマトいうのはブランド名で、品種は「桃太郎ヨーク」と書かれていました。桃太郎ヨークは桃太郎シリーズの1つで、220~230gになる大玉トマトです。ですがこのロッソトマトはサイズが45g前後とかなり小玉。ミディトマトくらいしかありません。ちなみに一般的なミディトマトと比べると色の濃さがよく分かります※画像左がロッソトマト、右が一般的なミディトマト

ロッソトマト(桃太郎ヨーク)

なぜ同じ品種なのにこんなに小さくなってしまうのかというと、普通のものとは栽培方法が異なるからです。ロッソトマトは極少量の水だけでゆっくりと成長させるため、一般的なトマトのように大きくなりません。完熟するとしっかりと締まり、うまみが詰まった高糖度なトマトになるそうです。

ロッソトマト(桃太郎ヨーク)

ちなみに1玉あたりの価格は、普通の大玉トマト1玉と同じでした。重さは大玉トマトの約1/4ほどしかないのでずいぶん高く感じます。でもロッソトマトは栽培時に1株あたりの着果数を1/3くらいに減らしていたり、収穫までの期間が長いなど手間がかかっているので仕方ありませんね。

ロッソトマト(桃太郎ヨーク)

さて、このロッソトマトは高級感が漂う濃い赤色で、これでもかというくらい濃いです。1/4サイズにカットして食べてみたところ、見た目通りの濃厚な味。ギュッと凝縮されていて、トマトらしいうまみと甘味が両方ぐわっときます。糖度は11~13度台ととても高く、酸味も絶妙。皮はややかためで歯ごたえがあり、果肉も締まっています。食べるときは何もつけずにそのままで、ドレッシングは必要ありません。トマト好きにはたまらない、おいしくて贅沢なトマトでした。

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