大根 横川だいこん(横川ツバメ)
登録日:2025年3月24日
横川だいこん(横川ツバメ)
鹿児島県の大根といえば「桜島大根」が有名ですが、ほかにも在来の大根がいくつかあります。今回入手したのは「横川だいこん」といい、霧島市(旧姶良郡横川町)で古くから作られている早生種になります。
大正時代から代々受け継がれている大根で、果皮の上部が赤紫色で下部は白色。形は一般的な大根と同じですが、中にはふっくらとした紡錘形のものや、果皮全体が紫色に染まったものもあるようです。
また、種をまいてから収穫までの時期が短いことから、その早さを空飛ぶツバメの速さにたとえて別名「横川ツバメ(横川燕大根)」とも呼ばれています。
この横川だいこんは少しずんぐりとした紡錘形で、重さは約800g。上部が濃い紫色で、そこから下は白っぽい淡紫色でした。肉質がよく煮物はもちろん、なますやサラダもおすすめとのことなので、煮物と甘酢漬け、サラダにして食べてみることに。
煮物はやわらかな口当たりで煮崩れせず、味もよく染みていてとても美味。また甘酢漬けはマイルドな甘さとシャキッとした食感が素晴らしく、なますに最適だということがよくわかります。そしてサラダは生のまま薄くスライスして千切りにしたところ、これも苦みや辛みはなく素材の甘味がちゃんと感じられておいしかったです。
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