さといも 味間いも(あじまいも)
登録日:2025年3月16日
味間いも(あじまいも)
奈良県の特産の1つ「味間いも(あじまいも)」を食べました。田原本町の味間地区において昭和初期頃から作られている里芋で、粘り気の強さときめ細かい白い果肉が特徴となっています。
来歴は、地元の農家の方が当時の奈良県農事試験場より有望な系統をもらい受けたのが始まりで、それを長年に渡り受け継いでいるのだそう。現在は田原本町のほかに天理市や奈良市でも栽培されて、奈良の伝統野菜として「大和野菜」にも認定されています。
いもの形は球状でサイズは比較的大きく、収量も多いとのこと。食べ方としては一般的な里芋と同様、煮物をはじめ田楽や蒸し芋、素揚げ、みそ汁の具などさまざまな調理法で味わうことができます。
この味間いもは田原本町産で、子芋と孫芋がくっついた状態のものもありました。6~8cmほどのふっくらとした形で、果肉はきれいな乳白色。なお、出荷時期は11月から2月頃なので、シーズン終盤に滑り込みで入手できたようです。
紹介文に素揚げがおいしいと書かれていたので、今回は素揚げと煮っ転がしにしてみました。素揚げは電子レンジで加熱してから、軽く片栗粉をまぶしてさッと揚げるだけ。食べてみると思った以上にねっとり度が高くてとてもおいしいです。冷めてからでも粘り気のあるやわらかな舌触りでうまみも感じます。
煮っ転がしも表面のとろっとしたぬめりと、果肉のもちもちとした食感、そこに素材の甘味が絡み合ってじつに美味。この煮っ転がしをコロッケにアレンジしてもきっとおいしいと思います。
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