さといも 丸系八つ頭

登録日:2016年12月14日

丸系八つ頭

丸系八つ頭

これは埼玉県産の「丸系八つ頭(まるけいやつがしら)」です。通常、八つ頭は親芋と子芋が一体化してゴツゴツとした形をしていますが、この八つ頭は球状なので皮がむきやすいのが特徴です。

埼玉県農林総合研究センター園芸研究所において形の丸い系統を選抜したもので、2014年に「丸系八つ頭」で商標登録されています。重さは500~1000gで、果肉が緻密で締まっていて、ほんのりと甘味がありホクホクとした食感。収穫時期は11月~12月頃です。

この丸系八つ頭は煮っ転がしにして、1/3はそのまま食べて、残り2/3はコロッケにアレンジ。実際に皮むきをしてみると、りんごのような感じで楽にむけました。煮物は煮崩れがまったくなく、ホックリとした口当たりで味もよく絡んで美味です。コロッケは玉ねぎと挽肉を炒めたものを混ぜたので少ししっとり感が出て、煮物の甘味と衣のサクサク感がマッチし、じゃがいもとはひと味違ったおいしさが楽しめました。

ちなみに丸系八つ頭の食べ方としては、ほかにもグラタンやポタージュスープ、ポテトサラダなどいろいろあるようです。八つ頭は子孫繁栄の縁起物としておせち料理にも利用されるので、年末の忙しい時期に皮むきの手間を短縮したいという方にもおすすめです。

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