さといも ちば丸

登録日:2021年10月25日

ちば丸

ちば丸

里芋が収穫期を迎えていますね。今回食べたのは「ちば丸」という里芋です。千葉県農業総合研究センター(現千葉県農林総合研究センター)が育成した品種で、2007年に品種登録されています。

ちば丸

ちば丸は、主要品種である「土垂(どだれ)」の変異株を育成したもので、土垂に比べて孫芋が大きくて丸く、ぬめりが少ないのが特徴。果肉はやわらかくて煮崩れしにくく、なめらかな食感です。

ちば丸

形が丸くてぬめりが少ないので、調理の際に皮をむきやすいのがポイント。資料によると、皮むきで廃棄する部分が土垂に比べて約2割少なく済むとのことです。また、形状のそろいがよいため、農家の方にとっても出荷時に等級選別をしやすいというメリットがあります。

ちば丸

今回入手したちば丸はコロコロとした丸い形をしていて、1個のサイズは45g前後。まずは普通に煮物にしてみたところ、本当に皮がむきやすく、じっくり煮込んでもまったく崩れません。味もしっかりと染み込み、適度にねっとり感があり口当たりも良好です。

ちば丸

また、里芋のガレットにも挑戦してみました。作り方は、千切りにカットして粉チーズや塩、片栗粉をまぶし、バターで両面を焼いたら出来上がりです。サクサク&ホクホク食感に、ちば丸の甘味と粉チーズの風味、そしてバターの香ばしさがミックスして美味でした。

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