さといも 甚五右ヱ門芋(じんごえもんいも)
登録日:2023年1月30日
甚五右ヱ門芋(じんごえもんいも)
山形県産の「甚五右ヱ門芋(じんごえもんいも)」という里芋を食べました。これは最上郡真室川町の佐藤家に室町時代から代々受け継がれている芋で、その歴史はなんと500年以上にもなるとのこと。
伝統野菜といえば村や集落で伝わることが多いですが、これは1つの家(佐藤家)だけで受け継がれてきたのだそう。自家消費用として食べてきたものを、20代目の跡継ぎの手により出荷できるまでに増やしたということです。
甚五右ヱ門芋は一般的な里芋に比べて形が細長いのが特徴です。親芋も食べることができ、果肉はやわらかくて粘り気が強く、煮崩れもしません。食べ方としては芋煮や煮物、皮のまま蒸して塩で食べるほか、コロッケなどがおすすめとなっています。
今回購入した甚五右ヱ門芋はすらりとした細いものから少し面長のもの、海老芋のような形のものなどいろいろな形のものが入っていました。重さは40~60gほどで、皮はけっこうしっかりしていて少し毛羽だっています。
いくつかを煮っころがしにして食べてみたところ、肉質は緻密で特徴通りソフトながら舌に吸い付くような粘りとなめらかさを感じます。食べ終わったあともしばらく口の中においしさが残っていて、最初から最後までずっと美味でした。
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