かぶ 万木かぶ(ゆるぎかぶ)

登録日:2022年12月25日

万木かぶ(ゆるぎかぶ)

万木かぶ(ゆるぎかぶ)

「万木」と書いて「ゆるぎ」と読む「万木かぶ」。滋賀県の伝統野菜にも認定されている固定種で、皮が赤くて果肉が白色のかぶです。高島市安曇川町西万木地区で古くから作られていて、産地では漬け物が特産品となっています。

万木かぶ(ゆるぎかぶ)

万木かぶは扁球形でサイズは8~10cm程度。果肉は適度なかたさでやわらか過ぎず、漬け物のほかにソテーやスープなどにも利用できます。ただ生産量が少ないうえに収穫後は多くが漬け物に加工されるため、青果としてはほとんど流通していません。

万木かぶ(ゆるぎかぶ)

しかし、栽培用の種はオンラインショップなどでも売られているため、他県でも栽培することが可能です。先日たまたま立ち寄ったお店で東京都産のものが売られていたので購入してみました。

万木かぶ(ゆるぎかぶ)

この万木かぶは6~7cmほどとやや小ぶりで、果皮は鮮やかな紅色。カットすると赤と白のコントラストがくっきりとしていて美しい色合いをしています。まずは1個を甘酢漬けにしてみると白い部分もピンク色になりました。やわらかいけれどパリッとした食感でとてもおいしいです。

万木かぶ(ゆるぎかぶ)

もう1つは1cmの厚みに切ってバター醤油ステーキに。こちらはソフトな口当たりで少しみずみずしさもあり、ほんのりとした甘味とかぶの風味が楽しめました。次は滋賀県産のものも食べてみたいですが、青果を見つけるのはなかなか難しそうです。

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