ペコロス

玉ねぎをそのまま小さくしたような姿の「ペコロス」。500円玉くらいのコロコロとしたひと口サイズで、丸ごと調理できるのが魅力です。煮込み料理やスープ、オーブン料理などに使用すると、味が染みてじんわりとおいしく、視覚的にも楽しめます。

一般的な黄玉ねぎと一緒に並べてみると、ペロコスは本当にミニチュアのよう。普通の玉ねぎは1つの重さが200～400gになりますが、ペコロスは20g前後と1/10以下の重さしかありません。

ちなみに、ペコロスのページにも書いていますが、ペコロスは専用品種のほか、普通の黄玉ねぎでも作られています。普通の玉ねぎの場合、過密状態で栽培して小さい状態のまま収穫するそうなので、まさに玉ねぎの子供といえますね。

今回は10個ほどのペコロスをスープに使ってみました。にんじんやじゃがいも、ベーコンなどと煮込んでコンソメで味付け。1個ずつ皮をむくのはちょっと面倒ですが、上下を少しカットして包丁の刃元でひっかけるようにすれば、少しはがしやすくなります。

さてコトコトと煮込まれたペコロスは、歯でかまなくても口の中でとろけるほどやわらかくなり、ほんのり甘みもあってとてもおいしいです。味は普通の玉ねぎとほとんど変わりませんが、ペコロスのかわいらしさで見た目の印象がよくなりました。

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