玉ねぎ ケルたま

登録日:2023年12月3日

ケルたま

ケルたま

これはタキイ種苗から出ている「ケルたま」という玉ねぎです。「ケル」は「ケルセチン」のことを指していて、機能性成分であるケルセチンを多く含んだ玉ねぎを表したネーミングとなっています。

ケルたま

ケルセチンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があるとされ、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病の予防効果が期待されています。野菜の中では特に玉ねぎに含まれているのですが、ケルたまはさらに含有量が多く、秋まき品種のおよそ1.5倍にもなるそうです。

ケルたま

見た目は一般的な玉ねぎと変わりはなくサイズは280gほど。カタログによると中甲高球で締まりがあって玉揃いがよく、貯蔵性にも優れるということです。

ケルたま

今回購入したものは1個が250~260gほどで、頭がピンとしたいわゆる玉ねぎらしい形をしていました。果皮は明るい褐色をしていて、皮をむくと淡く黄色みがかった果肉もツヤがあってきれいです。

ケルたま

生のままだと辛みがあるのでスープやカレーに使用しました。スープは丸ごとのケルたまを電子レンジである程度やわらかくし、お鍋でコトコト煮込むことおよそ10分。やわらかくなったケルたまはトロトロで口当たりがよく、まろやかな甘味のおいしいオニオンスープになりました。

ちなみにタキイ種苗では機能性成分を多く含む野菜を「ファイトリッチ」シリーズとして出しています。リコピンの含有量が多いにんじんや、カロテンの多いミニトマト、アントシアニンの多い水菜などがあり、そのラインナップにはケルたまの紫色バージョンでアントシアニン豊富な「ケルたまルビー」も入っています。

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