柔のつちごぼう

太くて短い「柔のつちごぼう」というごぼうが売られていたので購入してみました。長さは約30cmで、パッケージの袋には「柳川ごぼう」や「畑で熟成」といった文字が書かれています。調べてみると45年以上に渡りごぼう栽培をしているという茨城県の小野瀬農園で作られたもので、「柳川理想牛蒡」をやわらかく育てたブランドのようです。

柳川理想は、肉質がやわらかくて香りがよく、長さが約75cm、直径は3cmほどの固定種です。小野瀬農園ではこの品種を代々受け継いでいて、有機肥料を使用した団粒構造の土で完熟させることで、やわらかいごぼうに仕上げるのだそう。

この柔のつちごぼうは直径が4cmほどと太く、堀川ごぼうや大浦太ごぼうを思わせるような姿でした。写真のように太い部分だけに切られたものを2本購入したのですが、重さも約260gと約310gでずっしりとしています。

さて、これを使ってさっそくきんぴらごぼうと甘辛煮を作ってみることに。香りをしっかり楽しむには、皮を削がずに土を洗い流す程度で使用するのがおすすめとのことなので、極力皮を残すように水洗いして調理しました。

きんぴらはいつもより少し厚めにカットしたのですが、シャキっとしたほどよい歯ごたえで香りも良好。また煮物も1cmほどの太さで作りましたが、こちらもあまり力を入れずにかみ切ることができました。食べ切れなかった分はラップで包んで冷凍庫へ。たくさん作れたので、数回にわけてごはんのお供として味わいたいと思います。

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