ごぼう 村山早生ごぼう(村山早生牛蒡)
登録日:2023年11月5日
村山早生ごぼう(村山早生牛蒡)
これは長野県の須坂市で栽培されている「村山早生ごぼう」です。「信州の伝統野菜」に登録されているごぼうで、色が白くてやわらかく、アクが少ないことが特徴。収穫時期は8月中旬~11月下旬となっています。
また、名前に「早生」と入っているように、成長が早いという特性もあります。ごぼうは一般的に種まきから収穫まで150日ほどかかりますが、村山早生ごぼうは100~120日くらいで収穫が可能ということです。
来歴を調べてみたところ、昭和20年代に「中の宮早生ごぼう」を須坂市村山町に導入したのが始まりなのだそう。産地である村山町は千曲川沿いに位置しており、河川敷の砂質の土壌がごぼうの栽培に適していたことからこの地に定着。その後改良が重ねられ、今の村山早生ごぼうになったとのことです。
ただ、村山早生ごぼうは深さ70cmほどのところで育つので、収穫時に土を掘り上げるのにかなりの労力を必要とします。そのため、かつては多くいた生産者も今では数えるほどしかいなくなってしまったそうです。
今回購入した村山早生ごぼうは、少し短めながらも見た目は普通のごぼうと変わらず、すらりとした細長い形でした。そして実際にきんぴらごぼうにして食べてみると、本当にやわらかくて食べやすくとても美味。煮物に使ってもおいしくてかなり気に入りました。
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